社会福祉が特定の人々を対象とするものから、より多くの人が利用する(必要とされる)時代となり専門家である社会福祉士の果たす役割も増大しています。
社会福祉士は一般にソーシャルワーカーと呼ばれており、福祉課題を抱えた方やその家族からの相談に応じ、また必要に応じてサービス利用やその解決を支援する役割を担っています。
また関係する機関や専門職、ボランティア、そして地域との連携を図り、総合的かつ包括的に援助していくことも社会福祉士としての重要な役割です。
通信課程では主に自宅学習により学びを深めます。テキストやその他関連図書等で学び、課題レポートを作成する記述式の学習です。
レポートは担当教員から添削指導、評価を受け合格点を得ることで科目履修となります。
計画的に学べるよう、スケジュールの編成にも配慮しています。レポート提出のための学習の地道な積み重ねが、国家試験受験勉強の際に大いに生きてくるでしょう。
学習上の質問や相談は、質問用紙・メールで随時受け付けています。
社会福祉士が活躍する領域は医療、保健、福祉分野に止まらず、教育、産業、司法分野においてもその活躍が期待されます。
介護保険法改正による地域包括支援センターへの配置や、成年後見制度における後見人、そしてスクールソーシャルワーカーとして小中学校への配置の動きなど、社会福祉士の活躍の場は益々広がりを見せています。
各現場では、専門職としての水準の高さを示す有資格者(国家資格)として社会福祉士を求める傾向が広がってきています。
本科通信課程の受講生には福祉・医療関係機関、施設で働く方々も多く、国家試験受験に向けたサポートネットワークを受講生同士で作り上げていることも特徴の一つです。
特に面接授業(スクーリング)などでの交流を元に、これらのネットワークを卒業後も活かしていくことができます。
※社会福祉学科の募集要項についてはこちらをご覧ください。
スクーリングの様子
受講生が安心して国家試験に向けて学習できるように、頻出項目、重要項目に絞った講義と、問題演習で効果的に確認します。
受験対策は「国試を知る」ことから始まります。
出題傾向を分析し、必要な基礎知識を整理しながら、学習した内容について理解度を確認し、重要ポイントを攻略していきます。
どのように勉強を進めていけばよいのか、その対策についてもご提案いたします。
入学時、実務経験1年未満の方は、ソーシャルワーク実習(以下「実習」)が必要です。
実際に社会福祉の現場で実習を行い、相談援助に関する専門知識、専門援助技術および関連知識を学びます。
実習経験が無い方も安心して実習に臨めるようサポートします。
・実習先の決定(受講生のご希望をお聞きし、居住地の近隣から実習先を選定します)
・実習計画の作成(実習前には実習施設へ訪問し、実習指導者と打ち合わせ)
・本学教員が巡回を実施、安心の相談援助実習 (実習中には、本学院教員が巡回指導にあたります)
実習開始は、「ソーシャルワーク実習指導」受講後に、本学院の指定する機能も異なる2か所の施設において240時間以上行います。
(2~3日や、1週間単位で分けて実施するといった事はできません。休日等は実習先の施設の日程に合わせます。)
ケアマネージャーをしている母の影響もあり、私も福祉の道を目指したいと思い、結婚・出産を機に通信課程受講を決めました。
当初は、学習と主婦・子育てとの両立に不安でしたが、子どもが寝ている時間をテキスト学習やレポート作成にあてるなど、それまで以上に時間を有効活用できるようになりました。
また、実習においては託児所等の心配がありましたが、託児所近くの実習地を探して頂き、とても助かりました。
現在も、社会福祉士を目指し学んでおりますが、その内容は身近な育児や家庭にも関わりのあるものでとても楽しく、日々自分自身の視野が広がっていることを実感しています。
◆現在の居住地 : 愛媛県、香川県、徳島県、高知県、岡山県に在住の者
◆社会福祉士国家試験受験資格
※本学では社会福祉主事の資格は取得できません。
一般養成課程(通信制1年8ヶ月) | |
---|---|
|
|